衛生管理者試験に短期間で合格したいならやるべきこと ~その③~

皆さま、ドモドモ。ナミダメです。

今回は衛生管理者試験に短期間で合格したいならやるべきことの三つ目である、衛生管理者の試験対策調査についてお伝えします。

衛生管理者試験の出題範囲を確認

やるべきこと~その①~で衛生管理者の受験資格、やるべきこと~その②~で試験会場を確認しました。

①で自身が受験でき、②で試験場所を確認して受けてみようと思ったらここでようやく出題範囲を確認となります。

なぜこの順番かというと、会社命令で衛生管理者を受ける場合もそうですがやる気があっても受験資格がないと受けられません。

次に会社命令であれば別ですが、スキルアップ、転職目的で衛生管理者資格を取ろうと思う場合、受験資格があっても受験場所が自宅からかなり遠いとモチベーションがどっと下がるでしょう。

そのため、①、②を確認して「絶対取ってやる!」と思った方は衛生管理者試験の出題範囲をここで確認していきましょう。

衛生管理者試験の範囲は?

衛生管理者試験の範囲は以下となります。

第一種、第二種共通

・関係法令(非有害業に関する業務)

・労働生理

・労働衛生(非有害業に関する業務)

第一種のみ

・関係法令(有害業に関する業務)

・労働衛生(有害業に関する業務)

会社命令で、かつ有害業務とは関連が薄い業務の場合は第二種衛生管理者で構わないと思いますが、会社の業務に有害業務が含まれる場合は第一種衛生管理者となります。

有害業務とは何か?はこちらの記事で確認できます。

また転職等に活かしたいといった資格取得目的であるならば第一種衛生管理者資格を取得した方が賢明です。

各科目の問題数や配点は?

各科目の出題数は以下となります。

第一種衛生管理者 問題数 配点
 関係法令(非有害業に関する業務) 7問 70点
 労働生理 10問 100点
 労働衛生(非有害業に関する業務) 7問 70点
 関係法令(有害業に関する業務) 10問 80点
 労働衛生(有害業に関する業務) 10問 80点
合計 44問 400点
第二種衛生管理者 問題数 配点
 関係法令(非有害業に関する業務) 10問 100点
 労働生理 10問 100点
 労働衛生(非有害業に関する業務) 10問 100点
合計 24問 300点

第一種衛生管理者試験は計44問の400点、第二種衛生管理者試験は計24問となります。

衛生管理者試験に合格するには

衛生管理者試験に合格するには、各科目40%以上正解し、かつ全体で60%以上正解することで衛生管理者試験合格となります。

合格するためには、各科目をどう攻めていくかによるかと思います。

それでは各科目の概要を見ていきましょう!

①関係法令(非有害業に関する業務)

関係法令(非有害業に関する業務)は労働基準法と労働安全衛生法からの出題となります。

労働基準法では、労働時間や有給休暇、産休、育休などの就業規則についてや、時間外(残業)労働や変形同道時間制などの労使協定に関する事項ついて問われます。

特によく出る問題は、有給休暇の付与日数についてでしょうか。

労働安全衛生法では、安全衛生管理体制等に関する事項が問われます。

特によく出る問題は、衛生管理者や産業医等のの選任条件や、健康診断、雇い入れ教育についてになるかと。

こんなことをいうのも何なんですが、これらは衛生管理者の補助的業務を行っていれば、衛生管理者等の選任条件を押さえておけば解けてしまう問題です。

この科目は満点目指して勉強しましょう!

②労働生理

労働生理はカラダの仕組みについての出題となります。

よく出る問題は、心臓、血流の仕組みや呼吸、肝臓や腎臓の働き、神経伝達、筋肉や骨(骨折)、眼の働きなどのカラダの仕組みについてになります。

これは科目は勉強すればするほど高得点が期待できる科目です。

③労働衛生(非有害業に関する業務)

労働衛生(非有害業に関する業務)は職場の環境についての出題となります。

よく出る問題は、換気、温熱環境(条件)、照明、メンタルヘルスケア、メタボリックシンドローム、腰痛予防対策、食中毒、救命処置(止血法)など多岐にわたります。

基本をしっかり押さえれば解ける問題がほとんどですので、過去問を繰り返し解いて問題に慣れていきましょう。

④関係法令(有害業に関する業務)

関係法令(有害業に関する業務)は、文字通り先述の関係法令(非有害業に関する業務)に加え危険な業務を伴う場合の労働安全衛生法についての出題となります。

よく出る問題は、危険な業務を行っている場合における安全衛生管理体制や特殊健康診断など法令を覚えつつ危険業務への理解が必要な応用問題や、譲渡、貸与規制の機会等、防毒マスクの種類など暗記も必要な問題となります。

⑤労働衛生(有害業に関する業務)

労働衛生(有害業に関する業務)は、こちらも文字通り先述の労働衛生(有害業に関する業務)に加え危険な業務を伴う場合の職場の環境についての出題となります。

よく出る問題は、作業環境測定や有害物質による職業性疾病、排気装置や保護具を用いた作業環境改善など有害な作業完了がもたらす労働者への配慮についてになります。

こちらは労働衛生管理者の参考書等で覚えることがとても多いように感じますが、出題パターンが他の科目に比べ少ないため問題集や過去問を繰り返し解くことで高得点が狙えるでしょう。

衛生管理者の対策について

衛生管理者の参考書や試験対策のネット情報を拝見すると、衛生管理者試験では覚えることが多いと不安を煽っているように見受けられます。

確かに覚えることは少なくないです。でも効率よく学習すれば短期間で合格できる試験だと思います。

参考書の使い方

最初から参考書等を隅から隅まで覚えるつもりで読み進めると挫折する可能性が高いです。

なぜならば、法律用語や暗記(すべきといった)項目がずらずらと書き連ねられているからです。

参考書等の使い方ですが、最初は問題を解くために全体像をつかむ、問題集を解いた際につまずいたところを確認するといった際に用いるといった感じでよいかと思います。

色々と書店で参考書を立ち読みしてみましたが、こちらの「資格取得スピード王が教える 衛生管理者 第1種・第2種 1カ月合格術 第3版」読みやすくておススメです。

参考書を読むだけだと全然進まないという方は衛生管理者試験対策の動画を見て全体相をつかむという手もあります。

実際私も衛生管理者試験対策の動画を見て全体像をつかみました。

特に【オンスク.JP】は月額980円から利用できるとてもリーズナブルなオンライン講座です。

問題集もダウンロードして使えるため、衛生管理者試験対策としてはかなり重宝しました。

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また、問題集を3~5巡程やり終えたら、改めて参考書を読んでみるのもよいでしょう。そうすると最初に比べると参考書の内容が頭に入りやすく、細かいところにも気づけると思います。

問題集

合格のカギは問題集をいかにたくさん解くことかと思います。

私はこの「詳解 第1種衛生管理者過去6回問題集 ’20年版」を通勤時間に何度も繰り返し解きました。

私の問題だと集活用方法は、

  1. 問題集を1巡解く。解いた際解説を詳しく読む
  2. 問題集を2巡解く
  3. そうして問題集を計3巡して、3回すべて間違えた問題を参考書等で確認する
  4. さらに問題集を2巡解く。そして参考書を改めて読み返す
  5. 仕上げに問題集を2巡解く

といった感じでボロボロになるまで使い倒しました。

ちなみに私が活用した問題集は新しいバージョンのものが出ているようです。

過去問

過去問は無料でダウンロードできます。

こちらでは解説までついています。こちらを過去5年分印刷して問題を解いてその時点での実力を図りました。

最終的には2巡やり、2巡目で9割以上正解まで取れるように仕上げました。

ご覧の皆さま、参考になりましたでしょうか?

こんな情報でもこれから衛生管理者を受験される方のお役に立てばうれしいです。

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