皆さま、ドモドモ。ナミダメです。
私の現時点(2021.1.14)での趣味の一つとして革靴(ビジネスシューズ)の収集?があります。
現在ローテーションで回している革靴は仕事用でも12足、オフ用でも7足になります。
仕事用で12足?と思われたでしょう。でもそれでびっくりされては困ります。
実は試着だけしてストックしている革靴が10足以上もあります。
これには家内も呆れているため、現在革靴の新規購入を控えています。
現在は革靴購入も落ち着いていますが、今に至るまで数々の失敗を繰り返してきました。
今回は自分が陥った失敗をお伝えして、皆さんの革靴選びの参考にしてもらえばと思います。
革靴(ビジネスシューズ)に力を入れるようになったいきさつは
そもそも革靴(ビジネスシューズ)に力を入れるようになったのは、年収が600万を超えた頃からです。
このころになると抱える部下も多くなってきて、その部下たちに「かっこいい上司」と見てもらえるようにならないといけないという思いが芽生え始めまたのがきっかけです。
見た目も重要ですが、それよりも仕事のスタイルや成果でかっこいい(見習いたい)と思ってもらうほうが重要なんですけどね…。
革靴に気を遣うまではスーツに割と気を遣っていましたが、それに見合った革靴(ビジネスシューズ)を履いていないことに気づき、革靴について調べていくうちに深みにはまってしまったという訳で…。
気が付けば仕事用で常時履くものだけでも10足以上もそろえてしまう有様。
革靴(ビジネスシューズ)の製法はいろいろあります
革靴(ビジネスシューズ)には主に以下の製法で作られているようです。
- セメント(セメンテッド)製法
- マッケイ製法
- グッドイヤーウェルト製法
- ノルウェージャン製法
「他にも製法があるぞ!」とツッコミを入れたくなる方もいるでしょう。
今回はビジネスシューズに絞ったため、大体上記の製法に絞られるかと…。
製法の説明は今回は省略したいと思います。
気になる方は、リーガルのHPに説明があります。そちらをご参照ください。
価格も落ち着いており、お求めやすいセメント製法(セメンテッド製法)
一番多く売られているのがおそらくセメント(セメンテッド)製法だと思います。
その理由は価格が比較的お求めやすいものが多く、なんといっても軽量であるため長時間履いていても疲れにくいと言いうことだと思います。
しかしこのセメント(セメンテッド)製法は自称革靴大好きな人にはかなり不評です。
理由は様々あるかと思いますが、長く履き続けることができないというのが多く上がっているようです。
革靴大好きな人にとってセメント(セメンテッド)製法は「履きつぶす」というイメージが先行しているようです。
確かに数千円で買えるようなセメント(セメンテッド)製法の革靴だと1~2年(下手すれば半年)で履きつぶす方が多いと思います。
でも、こちらにもあるように、オールソールが可能で長く愛用できるセメント(セメンテッド)製法の革靴もあります。
おしゃれな仕上がりなマッケイ製法
マッケイ製法はおしゃれなつくりの革靴に採用されている製法で、イタリア製の革靴によく用いられています。
グッドイヤーウェルト製法より見た目がすっきりしており、セメント(セメンテッド)製法より作りがしっかりしているのがこの製法の特徴でしょうか。
難点としては、ソール(靴底)から水が染み込みやすいという点です。
雨の日はもちろん、濡れた地面や床に長い時間立ちっぱなしですと靴の中にまで水が浸透してくることが。
自称革靴好きにはたまらないグッドイヤーウェルト製法
自称革靴大好きという方が好んで履い(選んで)ているのがこのグッドイヤーウェルト製法。
この靴の利点はメンテナンス(オールソール等)することで、長く愛用できるという点です。
欠点としては、セメント(セメンテッド)製法やマッケイ製法に比べて見た目が少々ごつい、堅いため足になじむのに時間がかかる、そして重い(慣れてしまえば気にならなくなる)という点です。
自称革靴大好きな人の意見をほぼ鵜呑みにしてしまった
革靴(ビジネスシューズ)に力を入れようと思い、ネットでいろいろ検索してそれを鵜呑みにしてしまい、多くに失敗をしました。
そのため、購入しても手放した革靴(ビジネスシューズ)が結構な数あります。
その失敗理由をお伝えしたいと思います。
グッドイヤーウェルト製法が一番ではない!
革靴(ビジネスシューズ)好きな人の意見として、「グッドイヤーウェルト製法が一番良い!」みたいな意見が多いです。
私はこの意見に賛同してしまい、最初はグッドイヤーウェルト製法の革靴(ビジネスシューズ)のみを購入していました。
ズバリお伝えします!そんなことはありません!!
何年も長く愛用したいのであればグッドイヤーウェルト製法の革靴はおすすめです。
でも「飽きっぽいから」、「においが気になる」など様々な理由である程度履き続けたら買い換えたいという方もいるはずです。
そのような方々にはグッドイヤーウェルト製法の革靴では足になじむまで多少時間がかかるためオススメしません。
セメント(セメンテッド)製法やマッケイ製法でも良い革靴はたくさんあります。だから自分に合った革靴を選べばいいんです。
ここで言う「足になじむ」とは、歩きやすくなるということです。
ちなみに以前このブログで登場した革靴はグッドイヤーウェルト製法の革靴です。
また、「グッドイヤーウェルト製法の革靴を買うなら試着できついと思うぐらいの物を選んだほうが良い」という情報も信じていました。
これはグッドイヤーウェルト製法の革靴は足になじむまで時間がかかるというのとリンクしますが、「なじむ=革が伸びる」という誤った?解釈からのようです。
グッドイヤーウェルト製法の革靴は最初キツくても、革靴が足の形に沿って変わって(革が広がって)いき、いつしかジャストフィットになるという情報を発信する人がいるんです…。
シューフィッターの資格を持つ人にも話を聞きましたが、グッドイヤーウェルト製法の革靴でもそうでない革靴でも言えることですが、最初にキツイ、痛いと感じた靴を履き続けると足の形が良くないほうに変わってしまい、それが原因で病気やケガになることもあるそうです。
その誤った?情報を信じて、最初はキツめのグッドイヤーウェルト製法の革靴を購入して履いていました。
そういった革靴を履くと当然のように朝から痛いのですが、夕方近くになると履いているだけで激痛に変わります。
その革靴を履いているだけでも激痛なのに、歩くとなると地獄です。
でも、いつかはその痛みが消えると思い続けて履いていましたが、一向にその痛みは消えることはなく、足には明らかにその靴が影響してできたタコがあちこちにできてくる始末。
そういったキツめのグッドイヤーウェルト製法の革靴を初期に4、5足購入しましたが、どれも3か月以上経っても馴染むどころか激痛でしかありませんでした。
運よくメルカリなどで比較的高く売れたので手放してしまいました。
革靴の本場イギリスでは考え方が違うようです
グッドイヤーウェルト製法発祥のイギリスでは、革靴の試着の際30分以上かけて足になじんでいるかを確認するそうです。
その際は自分の足にフィットしているか(キツくないか)、どこか当たって痛くないかなどを確認するとのことです。
イギリスに次いで革靴で有名なイタリアでも同じ考え方のようです。
確かに沈み込みが激しく、少しきつめのサイズを勧めてくるメーカー(スコッチグレイン)もありますが、試着して大きすぎずキツすぎない、紐を緩めないと脱着できない革靴を選ぶのがポイントですかね。
要するにファッションは自己満足でしかありません
値段の高い革靴を履いていても見た目では高いかどうかわかりません。
たとえ値段の高い革靴を履いていても、手入れが行き届いてなく汚れていてはそうは見てくれません。
値段の高い革靴を履くのは自己満足で、よく見られたいと思うなら汚れを払い取るなど、いつも磨いておくことのほうが重要かもしれません。
私もグッドイヤーウェルト製法の革靴(ビジネスシューズ)にこだわるのではなく、常にきれいに保つことを心がけるようになりました。
最後にお気に入りの革靴の一つを紹介します
この革靴はまだ革靴に対して無知な状態の時に買った物になります。
色づかいがとても気に入り購入したのですが、この色だとなかなか仕事で履く機会が少ないです…。
ちなみに色はバーガンディです。

主に仕事の入った土曜日に履いています。
これもグッドイヤーウェルト製法の革靴です…。
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