なぜNuro 光のONUのWi-Fi機能を使わないのか?

皆さま、ドモドモ。ナミダメです。

前回のブログで自宅のインターネット回線がNURO 光にも関わらずONU内蔵のWi-Fiを使用せずに無線LANルーター(厳密にはアクセスポイント)を利用してることをお伝えしました。

それにつきましてはこちらか、下記のブログカードをクリックしてください。

Nuro 光をお使いの方は「何でONU(ルーター)内蔵のWi-Fi機能を使わないのか?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

使わなかった理由があるのです。

今回はそこを掘り下げてみます。

Nuro 光とは?

ここで言う「NURO 光」とは、正式サービス名称を「NURO 光 G2 V」と言います。

下り最大2Gbpsという超高速のインターネット回線で、プロバイダ利用料金、高速無線LAN・セキュリティサービスなどを含んで月々5,217円。

「NURO 光 G2 V」では期間限定キャンペーンなど随時キャンペーンも行っています。

さらにSo-net(ソネット)経由で申し込むことで月々4,743円で利用できます。

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So-net(ソネット)/NURO光

このようにとっても魅力のあるNuro 光ですが、まだまだ提供エリアが限られています。

Nuro 光の対象エリアはこちらをご覧ください。

Nuro 光のONU(ルーター)とは?

そもそもONU(光回線終端装置)とは何ぞや?

ONUとはパソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイスを光ファイバーを利用したネットワーク(インターネット回線)に接続するための終端装置になります。

基地局から自宅までのONUまでは光ファイバーを利用した光信号、パソコンなどのデバイスからONUまでは電気信号で通信します。

光信号から電気信号に、電気信号から光信号に変換する役割がONUとなります。

「NURO 光 G2 V」ではONUはレンタルとなっています。

その種類を見ていきましょう!

現在(2021.2.26)Nuro 光が提供しているONU(ルーター)は以下の表にまとめました。

機種 有線LANポート数 TAポート数 無線LAN下り最大通信速度 無線LAN規格 周波数
ZXHN F660T 3 1 450Mbps IEEE 802.11a/b/g/n 5.0GHz
HG8045j 3 1 450Mbps IEEE 802.11a/b/g/n 2.4GHz
5.0GHz
HG8045D 3 1 450Mbps IEEE 802.11a/b/g/n 2.4GHz
5.0GHz
ZXHN F660A 3 1 1300Mbps IEEE 802.11a/b/g/n/ac 2.4GHz
5.0GHz
HG8045Q 3 1 1300Mbps IEEE 802.11a/b/g/n/ac 2.4GHz
5.0GHz
FG4023B 3 1 1300Mbps IEEE 802.11a/b/g/n/ac 2.4GHz
5.0GHz
SGP200W 3 1 1300Mbps IEEE 802.11a/b/g/n/ac 2.4GHz
5.0GHz

引用:NURO 光のONUはルーター機能を搭載!その種類と性能の違いを比較 | NURO 光

上表をみるとONUが大きく二つに分類されるのが分かります。

それは無線LANの規格がIEEE 802.11acに対応している(下り最大通信速度1300Mbps)か、IEEE 802.11acに対応していない(下り最大通信速度450Mbps)かの違いです。

Nuro 光のONU(ルーター)は選べない

Nuro 光から提供されるONU(ルーター)はレンタル開始時に機種を選ぶことはできません。

手元に届いて初めて機種が分かるというミステリーな感じになっています。

IEEE 802.11acに対応していないスペックの低いONU(ルーター)が届いた場合、Nuro 光のメリットである下り最大2Gbpsを享受できないのでは?と思ってしまいます。

じっ、実はそうでもないんですよぅ。

それが私がONU(ルーター)のWi-Fi機能を使わない理由になっています。

その理由をこの後詳しくお伝えしたいと思います。

Nuro 光のONU(ルーター)は変更できないのか?

先ほどNuro 光のONU(ルーター)は選べない、手元に届いて初めてIEEE 802.11acに対応してるしなていかが分かるとお伝えしました。

それならIEEE 802.11acに対応していないONU(ルーター)が届いたら泣き寝入りをしないといけないのか?

いや、実は対策があるんです。

その一つがNuro 光に相談してONU(ルーター)自体をIEEE 802.11acに対応しているものに替えてもらうやり方。

こちらは私も一度お願いしました。

もう一つが私がやっている方法で、市販されている無線LANルーターを無線アクセスポイントとしてONUに接続して使用するやり方。

それぞれについて見ていきましょう。

ONU(ルーター)は理由があれば交換してくれる

実際ナミダメ宅に届いたONU(ルーター)は「HG8045D」というIEEE 802.11ac非対応のONU(ルーター)でした。

実際に今もこのONU(ルーター)を利用しています。

HG8045D

Nuro 光開通後しばらくはこのONU(ルーター)のWi-Fi機能をメインに使ってインターネットを利用していました。

当時の回線速度はWi-Fi4(IEEE 802.11n)規格での計測となりますが、確か下りで40~50Mbpsだったと記憶しています。

Nuro 光が開通する前は「NTT東日本 フレッツ光」回線でした。

フレッツ光のONUはルーター機能はありますが、Wi-Fi機能がありません。というかオプションでした。今もオプションなのでしょうか…?

オプションとしてWi-Fiを選ぶより無線LANルーターをアクセスポイントとして利用する方がその時は良いと思い、別で無線LANルーターを用意しました。

フレッツ光での当時の環境下で実測値があまり芳しくなかった(確か下りで10~20Mbps)ため、「HG8045D」のWi-Fi機能(確か下りで40~50Mbps)がすごく早く感じました。

実際今までの2倍以上の実測だったため、それでも当時は大満足でした。

NURO 光

でもよくよく考えてみると、下り40~50Mbpsという速度はNuro 光が謳っている下り最大2Gbpsには程遠い数値だと気づいてしまった…。

確かに当時私が使用していたノートPCのワイヤレスネットワークアダプターがIEEE 802.11acではなくIEEE 802.11nだったため、私自身はそんなに気にしなかったのですが、MacBook pro(IEEE 802.11ac)を使用している家内には思ったよりも速度が出ていないと感じていたようです。

ちょうどその時期私のスマホをiPhone5cからiPhone7 plusに変更した時で、家内のMacBook proのこともあり、これを機にIEEE 802.11acの恩恵にあずかろうということで、Nuroのサポートセンターに回線速度が遅いからという理由でONU(ルーター)を変更してもらいました。

ONU(ルーター)を替えて早くなったか?

その代わり送られてきたONU(ルーター)が「HG8045Q」だったのでした。

結論から申し上げますと早くはなりました。

ですが、実測がiPhone7 plusでの計測で下り70~80Mbpsしか出ません。何度やっても100Mbpsを超えることはありませんでした。

それならということで、元からあった無線LANルーターをアクセスポイントとして利用して計測したところ100~110Mbpsという結果に。

Nuro 光が提供しているONU(ルーター)のWi-Fi機能がWi-Fi5(IEEE 802.11ac)対応であろうがなかろうが私の場合期待値に及ばなかったということです。

たまたま送られてきた「HG8045Q」自体がよくなかったのか、iPhone7 plusとの相性が良くなかったのかは今になっては定かではありませんが、皆さま全てに当てはまるものではないとだけお伝えします。

ちなみに「HG8045D」の箱を捨ててしまったようなので、送られてきた「HG8045Q」を梱包しなおして送り返してしまいました。

Nuro 光スマートセットなら最初からWi-Fi6

Nuroには最初からWi-Fi6が利用できる「Nuro 光スマートセット」というサービスがあります。

こちらでレンタルされるONUを見ていきましょう!

機種 有線LANポート数 TAポート数 無線LAN下り最大通信速度 無線LAN規格< 周波数
2.5GBASE-T 1000BASE-T
NSD-G1000T 1 3 0 4800Mbps IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4GHz
5.0GHz

引用:ご提供する光回線機器に関して | NURO 光

Nuro 光に直接問い合わせてみたところ、「Nuro 光スマートセット」を利用したい場合は、「NURO 光 G2」または「NURO 光 G2 V」をすでに利用している方はサービスの切り替えはできず、一度「NURO 光 G2」または「NURO 光 G2 V」を解約して新たに「Nuro 光スマートセット」を申し込まなければいけないようです。

またNSD-G1000Tのスペックを見ると無線LANについてはいうことなしですが、TAポートが見当たりません。

ということはNuro 光 でんわが使えないってことになりますね。

市販の無線LANルーターを色々試した

ONU(ルーター)のWi-Fi機能で芳しくない結果だったが、無線LANルーターをアクセスポイントにして利用することでより高速インターネット通信が可能になるのではと淡い期待が持てました。

となれば市販の無線LANをいくつか購入して検証してみようとSEの血が騒ぎ、その結果今使用しているIODATA(アイ・オー・データ)社の「WN-AX2033GR」が購入した中で最速値(当時で140~160Mbps)をたたき出しました。

またNuro 光のONU「HG8045D」と「ZXHN F660A」、それとIODATAの「WN-AX2033GR」の回線速度比較をした結果の記事も別にご紹介しています。

よろしければこちらの記事もご参照ください。

 > Nuro 光の新旧ONUでのインターネット回線速度を比較してみました

まとめ

現時点(2021.2.26)でWi-Fi6(IEEE 802.11ax)に対応したONU(ルーター)はNuro 光からレンタルされていないため、今の「HG8045D」をしばらく使い続けようと思います。

その代わり、Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)対応の無線LANルーターをアクセスポイントとしていくつか試してみて、その結果を今後レポートしたいと思います。

このようにWi-Fi6(IEEE 802.11ax)に対応しないことも含め私はNUROの闇と呼んでいます。

NUROの闇については下記をご参照ください。

 > NURO 光の闇①

 > NURO 光の闇②

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